2025/11/045地区支部 NEW

【5地区支部】「看護協会まちの保健室」in 白十字会地域感謝祭

 

令和7年10月26日、白十字会地域感謝祭において、5地区支部は「看護協会まちの保健室」を出展しました。出展テーマを「話してみらんね じぶんと家族の未来」と題し、地域住民の皆さまがACP(アドバンス・ケア・プランニング)を身近に感じていただくきっかけづくりとなるイベントを開催しました。
 会場では子どもから大人まで楽しめるさまざまな催しが行われ、当ブースにはのべ122名(男性43名・女性79名)の方々にご来場いただきました。

 主な内容は、以下のとおりです。

○講演会:「自分らしく生きるための人生会議」(講師:がん看護専門看護師)

○展示:地区支部施設のACP事例、3択クイズの掲示
             厚生労働省の人生会議紹介漫画、
カフェ形式のトーク:少人数で思いを語り合う場の提供
メッセージツリー・フォトスポットの設置
○人生会議関連資料の配布

 講演会には、「これからを考えないといけないから来ました」と語る高齢の男性も参加され、聴講後は看護師に相談されるなど、地域住民が将来への不安を抱えている現状も見受けられました。

 また、ACP事例を熱心に読む方が多く、「涙が出ます。考えておかないといけませんね」といった声も寄せられ、親世代への思いをめぐらせる様子が印象的でした。

 スタッフからは「人生の最期を決める会議ではなく、“どう生きたいか”を日頃から話し合うことが大切である」というメッセージを伝えました。
 アンケート結果では、「家族や大切な人と人生会議をしたことがある」と回答した方が39%、「今後話そうと思っている」と回答した方が61%で、多くの方が人生会議の必要性を感じていることが分かりました。今後は、家族との話題のきっかけづくりの方法を伝えることも重要であると考えています。

 一方、カフェ形式のトーク会場はお祭りの賑やかな雰囲気の中で参加者が少ない面もありましたが、アイスブレイクとして各都道府県の「かんごちゃん」の出身地を当てるクイズが子どもたちに好評で、場の和やかな空気づくりにつながりました。

 今回のイベントでは、地域の皆さまが「わたしの思い」に向き合う第一歩となるよう取り組みました。今後も、人生会議をより身近に感じていただけるような活動を継続していきたいと思います。
 

5地区支部 書記 山﨑 睦美

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