2025/11/0410地区支部 NEW

【10地区支部】「令和7年度 第1回10地区支部研修会」を開催いたしました。

令和7年9月18日(木)、ウエル戸畑において「令和7年度 第1回10地区支部研修会」を開催いたしました。

  • 日 時:令和7年9月18日(木)18:25~19:45
  • 参加者:243名(アンケート回収率91.77%)
  • 講 師:北九州市立大学名誉教授 中島俊介先生
  • テーマ:「メンタルヘルス ~心理的安全性の観点から~」
医療従事者として日々働く中で、患者対応や職場での人間関係に悩むことが、心身の不調や離職につながる現状があります。
今回の研修テーマである「メンタルヘルス」は関心の高い内容であり、243名という多くの方にご参加いただきました。アンケート結果では、98.2%の方が「研修に満足した」と回答されました。

中島先生は、専門の障害発達心理学をベースに大学での講義のほか、子育て・心の健康・人間関係などに関する講演活動でもご活躍されています。
講義では、「心理的安全性(集団の中で率直に話すことができる状態)」の理解と実践が、強くて賢いチームづくりや心の健康(メンタルヘルス)を保つうえで不可欠であることをお話しいただきました。
具体的には、リーダーが穏やかな態度と表情を保ち、「挨拶」「雑談」「笑顔」「うなずく」「相手を褒める」「ねぎらう」「怒りをコントロールする」「ありのままを認める」など、自己肯定感を高める態度を意識的にとることの大切さを教えていただきました。

また、自分自身が健康で幸せに生きるためのコツとして、「ありがとう」「うれしい」という“最強の勇気づけの言葉”を日常で使うことの重要性を強調されました。
「自分が幸福であること、あるいは幸福のフリをすることが大切。不幸な人は周囲を幸福にできない」という言葉で締めくくられ、深く印象に残る講義となりました。

今回の研修は、今後の人との関わりに生かせる有意義な時間となりました。

受講者の声(一部抜粋)

  • 人との関わり方で心掛ける点を学んだ。人の話をよく聞き、気持ちを引き出せるようにしたい。
  • 面白く進行してくださり、話に引き込まれた。職場の雰囲気づくりが患者対応にもつながるので、心理的安全性のある職場にしていきたい。
  • スタッフのメンタルサポートを行う機会が増えており、今回の研修は今後の対策に大いに活用できる内容だった。
  • 「何かありましたか?」という魔法の言葉をスタッフ間や患者対応で使ってみたいと思った。
  • 人間関係を良好にするために、明日からは「あいさつ+名前」を意識して実践したい。
 
10地区支部 副支部長 上口 早苗
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