2025/03/05在宅支援
12/20 福岡県訪問看護師養成講習会「管理期」情報交換会を開催しました
~訪問看護事業所のICT化について「うまくいってる?いってない?ICT活用のあれこれ」~
情報交換会の様子
在宅支援・訪問看護委員会 須佐理事の開会挨拶
在宅支援・訪問看護委員会 委員長の講義
グループ討議の様子
グループ討議発表の様子
ウィル訪問看護ステーション落合氏からは「職員研修・他職種とのコンサルテーション・ICTツールの運用・ICTツール運用の定着方法」など、事例を踏まえた講義がありました。
講義のあと、各施設でのICT導入や活用方法の実態、活用に関する課題などをグループで話し合い発表しました。
<発表内容>
・LINEWORKSやカナミックなど、ツールごとで使い分けて、共有している。
・ケアマネとのやり取りは、今だに電話やFAXで行っている現状がある。ICTを活用できるようにするよい方法があるだろうか。
・スケジュール管理は、電子化のみだと突然の予定変更があった場合に利用が困難なこともある。いいツールがないか。
などの意見が出ており、ICT導入については、各施設ごとに差があることがわかりました。また、他施設のICTツールの活用状況を知ることができ、よい情報交換の場となりました。
受講施設のICT活用の現状
Q:使用している連携先を教えてください。(21件の回答、複数回答可)
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◎連携先は職員間と医師が多く、家族間との連携が少ないと感じました。
Q:利用目的を教えて下さい。(複数回答可、21件の回答)

◎利用目的には、業務の効率化がもっとも多く、次に教育、BCPという結果でした。職員間の共有、スキルアップに利用していると考えられます。
<アンケート結果より>
ICT利用は、職員間の連絡、情報共有で多く使われていることが分かりました。
ICT利用が困難と回答された理由は、セキュリティと費用面の回答がありました。
セキュリティ・費用面など課題はありますが、医療DXは国を挙げて進められており、訪問看護事業所で取り組んでいく必要を感じました。
受講後の感想
・ICTを上手く活用して業務に活かしていきたい。
・ラインワークスから使ってみる予定です。
まとめ
管理者は時代の流れに乗れるよう情報収集していく必要があります。
色々なDXツールがありますが、スタッフ間や関連機関で情報共有し、取り組んでいく試みを行うことが必須です。
今は医師やスタッフがDX化に難色を示しても、今後は世代交代などしていく中で当たり前のことになっていくでしょう。