2024/12/12研修report

令和６年度福岡県新型インフルエンザ等感染症等業務に係る研修（IHEAT研修）が開催されました

　この度、福岡県看護協会では福岡県の委託事業としてIHEAT研修を行いました。本研修には保健師や潜在看護師など６５名の方が参加され、感染症に関する最新の科学的知見に基づいた講義や実技・演習を受講されました。
※IHEAT研修 ：  感染症のまん延時等の健康危機発生時に、保健所等で積極的疫学調査を中心とした業務を支援していただける人材バンク ＩＨＥＡＴ（Infectious disease Health Emergency Assistance Team）の登録者等を対象に、感染症に関する最新の科学的知見に基づいた知識や技術等を習得するための研修

講義風景

  • 「感染症の基礎知識・健康危機管理」
    佐賀大学医学部附属病院　的野　多加志先生

  • 「感染防護と防護服着脱について」
    飯塚病院　山下　智雅氏

 

  • 「応援者としての心構え」
    福岡県糸島保健福祉事務所　野田　容美氏

  • 「積極的疫学的調査について」
    福岡県糸島保健福祉事務所　花田　美代子氏

実技・演習風景

  • 防護服着脱の実技

  • 積極的疫学調査の
    デモンストレーションの様子

  • 積極的疫学調査の演習

参加者の感想

  • コロナ禍を経験された方々の貴重な話も聞けて大変参考になりました。
  • 疫学調査はデモンストレーションを見せてもらった後に実践だったので、とてもわかりやすかったです。どの先生の講義も勉強になりました。
  • 疫学的調査のイメージができました。ありがとうございました。
  • 今回、実際に積極的疫学調査を少し経験しただけでも、時間がとてもかかり責任も精神的にも負担が大きく、大変な業務だと思いました。もしまた流行期を迎え、保健所業務逼迫になるようでしたら、少しでもお力になれればとIHEATに登録させていただきたいと研修を終えて思いました。

あとがき

　IHEATという言葉を初めて知ったという人もいらっしゃいました。研修を終えられて感染症に対する危機管理や積極的疫学調査のイメージができましたでしょうか。疫学調査は1件毎に時間がかかり責任も大きく大変な作業です。感染症の流行により保健所業務がひっ迫した場合に業務を支援するためIHEATへの登録をお願いいたします。
この度はたくさんのご参加ありがとうございました。
　　　　　　　　
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