2024/08/02政策・要望等

【会長のつぶやき】「令和7年度福岡県予算・政策に関する要望書」を提出しました!

 令和6年8月2日、福岡県保健医療介護部長室において、田中保健医療介護部長に要望書を手渡しました。当協会からの内容の説明の後、福岡県から回答をいただきました。
 要望事項は、次のとおりです。
 

令和7年度 福岡県予算・政策に関する要望書

1 看護職員の確保対策
(1)訪問看護ステーションにおける新卒看護師の確保と人材育成
  • 新卒看護師の在宅領域への就職促進
  • 地域で新卒訪問看護師を育成する体制づくりの構築
(2)プラチナナースの活用に関する支援
  • プラチナナースを取り巻く就業環境等の実態把握
  • プラチナナースのキャリア支援と好事例の情報発信
(3)ナースセンター事業の拡充による看護補助者の確保対策の実施
  • 看護補助者の職業としての認知度の向上
  • ナースセンターとハローワークとの連携による看護補助者確保
2 特定行為研修修了者の支援及び活用促進
  • 研修修了者と看護管理者の意見交換会の継続、活用好事例の把握と医療機関や訪問看護ステーション等への情報提供
3 統括保健師の役割発揮と人材育成の充実
  • 統括保健師の必要性に関する市町村の理解促進
  • 公衆衛生看護の経験豊かな退職看護職を活用した統括保健師等の人材育成
4 助産師活用推進事業の更なる推進
  • 助産師出向試行事業の実施状況を踏まえた助産師活用事業の更なる展開
5 准看護師の進学支援策の強化
  • 准看護師の進学に係る更なる支援策の検討

 これまでの経験を踏まえ、持っている能力を発揮し、いきいきと輝き続けている定年退職前後の就業している看護職員のこと。「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」における「高年齢者である看護師等(55歳以上である看護師等)」を指す。
 看護職員確保対策に関しては、福岡県下の看護職の現状及び課題を把握し、具体策を検討するとした上で、新卒看護師教育への支援やプラチナナースの有効活用についても前向きに取り組むこと。また、看護補助者の確保に関しては、ナースセンター事業としての認識のもと、ハローワークとの情報共有など進めていくことを、福岡県と確認いたしました。
 福岡県民に必要な保健・医療・福祉を維持するため、看護職の確保・資質向上に、福岡県と一体となって取り組んでまいりたいと思います。
 
会長 大和 日美子
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