2024/03/12災害支援

令和5年度 災害支援ナース養成研修が終了しました!

この度の令和6年能登半島地震におきまして、亡くなられました方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。当協会への派遣要請はありませんでしたが、被災県を除く27都道府県の看護協会から災害支援ナースの応援派遣があり、被災された方々の支援にご尽力されました。

療法・感染症法の改正(令和6年4月施行)に伴い、これまで当協会で実施してきた災害支援ナース制度は本年度をもちまして活動終了となり、令和6年度からは新たなプログラムでの研修修了者が、県に登録された「災害・感染症業務従事者」として派遣されることになります。これまで災害支援ナースとしてご登録いただきました皆様、実際に派遣にご協力いただきました皆様には、当協会に多大なるご尽力をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

さて、当協会では、令和6年1月9日から、新プログラム「新型コロナなど新興感染症等に係る看護職員等確保事業(日本看護協会)災害支援ナース養成研修」のオンデマンド研修をスタートし、3月6日・3月7日に演習(集合研修)を実施しました。今年度の災害支援ナース養成研修には247名の多くの方にお申し込みいただき、その中から80名の方に受講いただきました。


受講者の中には、災害支援ナースやDMATとしての派遣経験者も多数参加していただき、実際の場面・状況を想定したグループワークでは、その方々を中心に活発に意見交換が行われていました。
 
  • グループワークの様子

  • 派遣時に持参する携行品の一部。実際に背負う体験をしていただきました


2日目の感染症の演習では、新興感染症等の知識、対応、実際を想定したグループワーク、集中治療室内での管理から患者・家族へのケアまで幅広い講義や演習が行われました。
演習ではN95マスクの着脱や定量テスト等を実施し、感染症予防策の再確認を行うことができました。また、感染症発生時のゾーニングの必要性を学び、医療機関や避難所でいかに蔓延予防に努めることが重要かについて再認識をするとともに、自身の病院での感染症対策の参考にもなるため、受講者の皆さん熱心に聞かれている様子でした。
  • 演習風景:N95マスク定量テスト(左)

  • N95マスクの着脱(右)



当県においても、近年豪雨災害に見舞われ、ますます災害への備えが重要視されてきています。いつ発生するか分からない災害に備え、災害支援ナースとしてどのように活動していけばいいか…その心構えや知識を再確認できた研修だったと思います。最後になりましたが、本研修の講師を務めてくださった講師・ファシリテーターの皆様、ご協力いただき誠にありがとうございました。


 
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