2024/03/05福岡県ナースセンター

令和5年度「潜在看護職のための再就職支援セミナー」終了報告!

「潜在看護職のための再就職支援セミナー」ってどんなセミナー??

福岡県ナースセンターでは、福岡県からの委託を受け、看護職の復職支援事業を行っています。
この研修は、ブランクがあり、看護の現場に戻る事に不安を感じている看護職の方に、今の医療現場についての講義や見学実習を通して、少しでも不安を軽くし、看護職として復職していただくことを目的に実施しています。

集合研修 初日

  • 最新の情報をみんなで共有しました
  • 履歴書の書く際の注意点を
    教えてもらいました

  • eラーニング操作も簡単にできます

1日目は、「看護を取り巻く環境の変化について」「履歴書・職務経歴書の書き方について」講義を行いました。
どちらも看護職として再就職を目指す受講者が気になっている内容だったため、久しぶりの座学でしたが、皆真剣に聞き入ってる様子でした。
 

また、この研修ではeラーニングを使用し、自分の好きな時間に、学びたい項目を学習することができます。
視聴終了した受講者から「基礎から学び直すことができて良かった。」「スマホで視聴することができるので、場所や時間を選ばず学習することができとても良かった。」などの感想が寄せられました。
eラーニングで学習できる項目

 

施設見学実習

このセミナーでは、県内の協力病院か介護保健施設、またはその両方へ1日間の施設見学実習を行っています。
詳細については、福岡県ナースセンターフォトレポート「「施設見学実習」終了!」をご覧ください。

集合研修 最終日

  • 座談会の様子
  • GWの様子

  • フィジカルアセスメント講義の様子

最終日は、過去福岡県ナースセンター開催の復職支援研修を受講した看護職の方と採用した看護管理者の方から経験談などの座談会からスタートしました。
ブランクがある中で就職し、どのように働いているのか、先輩の話を聞く事でより具体的に自分自身の今後を考える機会になった様子でした。
また、座談会の後、施設見学実習で得た学びを元に「看護職として復職する時に不安なこと」についてのグループワークを行いました。「不安に感じていたのは自分だけじゃなかった」と気づくことが出来たとの声も多くあり、終了後のアンケートでは受講者全員が「グループワークを行ったことで就職活動に自信を持てた」と回答しました。

最後に、「フィジカルアセスメント」について全員で講義・演習を行いました。聴診器を使用し、演習を行った後、事例を元に、「気になる情報は何か」「どう解釈し何が起こっていると考えられるのか」「自分ならどうするか」をグループに分かれ話し合いました。
受講者の多くは長くブランクのある看護職で、復職の際に心配なこととしてあげられる「緊急時の対応」を、実際に働いている看護職と一緒にどう考え、動けば良いのか話し合えたことで復職への不安も軽減した様子でした。

 

研修担当より

令和5年度も沢山の施設様のお力を借り、無事に施設見学実習を終了することができました。受講者は、看護現場の様子を見学出来たことで、就業へのイメージがつき、就業先の選択肢が広がった様子でした。
実習を受け入れていただいた施設様からは、「潜在看護職の方の不安などを直接聞く事ができました。今後自施設へ入職する看護職の方も同様の不安を抱えていると思うので、支援に役立てたい」などのご意見を頂戴しました。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。
また、今年から研修の中に「座談会」「グループワーク」の時間を設けました。「座談会」では、過去に復職研修を受講後に就業した看護職から復職のきっかけなどをお話いただきました。「グループワーク」では、受講者が復職への切実な思いを吐き出すことが出来たり、施設様側からは受講者が復職に向けて一歩踏み出せるような温かいエールを頂けたりと有意義な時間となりました。
この試みは次年度も計画中です。
受講希望の方は、4月以降福岡県ナースセンターホームページをご覧ください。

【復職研修についてのお問い合わせ】
福岡県ナースセンター
電話 092-631-1221
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