2023/11/07委員会活動
福岡県の助産師さん!未来の助産を語る。令和5年度院内助産スキルアップ研修開催
福岡県看護協会助産師職能委員会では、院内助産•助産師外来を推進するため、院内助産スキルアップ研修(全3日間)を開催し、30名の方が受講されました。コロナ禍下ではオンラインでの研修でしたが、今年度はナースプラザ福岡に集い、院内助産・助産師外来に必要なスキルをブラッシュアップし、受講者全員で“助産の未来”を語り合いました。
研修1日目 令和5年5月28日(日)
プログラム
1 『院内助産システム』
講師:石川 朗子氏(社会保険田川病院 看護師長)
白石 麻由美氏(社会保険田川病院 助産師)
2 『心理•社会的問題のある妊産婦への支援』
講師:峰原 奈緒子氏(佐世保市総合医療センター 助産師)
研修2日目 令和5年6月10日(土)
プログラム
1 『妊産婦への食生活支援』
プログラム1の『妊産婦への食生活支援』では、佐久間先生から、日本人女性の栄養に関する問題と次世代の健康について講義を受けました。エビデンスに基づいた講義は、妊娠中の女性だけでなく、妊娠前の女性や更年期へ向かう女性への支援が含まれており、改めて食生活の重要さを感じました。
プログラム2の『妊娠中の身体づくりとフリースタイル分娩』では、田中先生の「お産に必要なものは、医師でも助産師でもない。いのちを育み生み出す妊産婦のからだづくりである」の言葉に受講者一同圧巻され、妊娠中から関わる助産師の役割を改めて感じることができました。
研修3日目 令和5年6月25日(日)
プログラム
1 『助産師のコア・コンピテンシー』2 『助産師のキャリア開発』
最終日の佐藤先生による『助産師のコア・コンピテンシー』と『助産師のキャリア開発』は、社会の変化に応じた助産師の支援の在り方を探究する内容で、福岡県の助産師たちが熱く助産の未来を語り合いました。最後には、1人1人の受講者が「明日から“私は・・・します!”」と力強く宣言し、助産の未来を創り出す一歩となりました。
受講者の声
- 講義だけでなく実技やグループワークがたくさん盛り込まれており、他施設の助産師から多くのことを学ぶ機会となりました。
- 妊産婦のみでなく、ひとりの女性の生涯に関わるべき存在が助産師であると感じました。
- 自施設だけで解決できないことも、他施設の助産師と交流することで、知恵をいただきました。
最後に
本研修は、これからも皆さまと共に学びあう研修でありたいと考えております。来年もお会いできことを楽しみにしております。