2019/02/21医療安全推進委員会活動
リスクマネジャースキルアップ研修「TeamSTEPPS」
福岡県看護協会では、自施設の医療安全活動を推進するためのスキルの向上を目的とし、毎年、リスクマネジャースキルアップ研修を開催しております。
今回、昨年度に引き続き医療現場への活用に注目されている「TeamSTEPPS」研修を開催しました。
今年度は、87名が参加し「TeamSTEPPS」の目的、基本理念、導入方法、ノンテクニカルスキルなどをディスカッションやゲームで楽しみながら学ぶことができ、受講生にとって充実した一日となりました。
2019年1月19日(土)リスクマネージャースキルアップ研修
テーマ | 「TeamSTEPPS」~心理的安全性をめざして~ |
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講 師 | 近畿大学医学部付属病院 病院長補佐 血液・膠原病内科教授 安全管理部教授 医療安全対策室室長 辰巳 陽一 氏 |
「TeamSTEPPS」は高度な医療技術ではありません。医療の質と患者安全を向上させるための包括的なチームワークのトレーニングシステムです。例として、SBAR、CUS、チェックバック、コールアウト、チャレンジルール、ハンドオフなどがあります。「TeamSTEPPS 」の活用は、チームとして学び実践していくべきものであり、質の高い医療や安全な医療を行っていくための必須のツールと言えます。
受講生の背景
●年齢は40歳代が最も多く48.8% 次いで50歳代26.7%
●施設規模は100床~200床未満が最も多く40.7%
研修内容
【1】医療の質と安全、テクニカルスキル、ノンテクニカルスキル 、TeamSTEPPS
【2】TeamSTEPPS
1)チーム体制(患者ケアチーム&患者中心の医療の医療)
2)リーダーシップ&フォローアーシップ
3)状況モニター(2種類の状況モニター、Illusion、心理的安全性)
4)相互支援
5)コミュニケーション
*1)~5)は演習もあり
研修風景
研修後アンケートの結果
●チームステップの大切さを学んだ。
●SBARが形だけになっている現状あったが、有効に使えるようスッタフへ説明できそうだ。
●病棟運営、スタッフ育成に役立つと感じた。
●チームの中に患者さんが存在していることが重要で、チーム医療をこれまでと違う視点で仕事に活かすことができそうだ。
●より良い組織作りにはリーダーやリーダーシップを明確にし、コミュニケーションが重要なことを再確認した。雰囲気作りも重要で結果有効な情報交換ができ、適切な対応が可能になると感じた。
●ブリーフィング、ハドル、デブリーフィングを取り入れてみようと思う。