在宅(地域)

介護保険・福祉関係施設等

在宅(地域)information

介護保険・福祉関係施設とは

介護保険・福祉関係施設では、医療、看護、介護、リハビリテーションなど、さまざまな専門職が協働し、要介護状態や要支援状態にある利用者とその家族に必要なサービスを提供し、安心して自立した生活を続けられるよう支援しています。

主な施設の種類
介護老人保健施設
(老健)
  • 在宅支援・在宅復帰のための地域拠点となる施設
  • 対象者:要介護1以上
    入所者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、リハビリテーションや必要な医療、介護などを提供し、在宅復帰を目指します。
介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
  • 介護保険法に基づく終身型の生活施設
  • 対象者:要介護3以上(要介護1・2はやむを得ない人のみ)
    常に介護が必要な方に対し、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上の世話などを提供します。
認知症対応型
共同生活介護
(グループホーム)
  • 認知症の方が9人以下のグループで共同生活を送るための施設
  • 対象者:要支援2以上
    認知症の利用者が、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などのサービスを受けます。5~9人の少人数の利用者が、介護スタッフと共にひとつの施設で共同生活を送ります。
介護付き
有料老人ホーム
  • 対象者:自立している方から要介護度が高い方までは幅広く対象
    食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などを提供します。
サービス付き
高齢者向け住宅(サ高住)
  • 対象者:自立している方から要介護3までの方
    バリアフリーの賃貸住宅において、見守りと生活相談のサービスを提供します。
軽費老人ホーム
(介護型ケアハウス)
  • 対象:65歳以上及び要介護度1以上
    一人暮らしの生活に不安を抱える高齢者を対象に、比較的低額な料金で日常生活上必要な便宜を提供します。
介護医療院
  • 対象者:要介護1以上
    長期間の療養が必要である肩に対し、療養上の管理、看護、介護、機能訓練、その他必要な医療と日常生活に必要なサービスなどを提供します。
施設での看護師の役割
  • 生活の援助と自立支援
  • 健康管理(疾病予防や異常の早期発見)
  • 医師の指示に基づく医療行為(経管栄養、喀痰吸引、点滴、創傷処置、インシュリン注射等)
  • 診療の補助
  • 慢性疾患や急性憎悪時の適切な対応
  • 終末期ケア
  • 感染対策
  • 介護職やその他職種との協働

在宅現場で働く魅力とは

  • Case1

    急性期病棟から在宅現場に働く場を変えて2年目の看護師(30代)に聞きました。

  • Case2

    老健で働く30代から60代の看護師10人に、在宅現場で働く魅力について聞きました。

ACPとは

もしものときのために、自分自身が望む医療やケアについて前もって考え、自身の希望や価値観について信頼できる家族や周囲の人、医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組みをACP(アドバンス・ケア・プランニング)といい、愛称を「人生会議」といいます。
看護職には、ACPの取り組みを通して、本人による意思決定を支援することが望まれています。

厚生労働省
日本看護協会

在宅現場におけるハラスメント対策

福岡県看護協会では、令和元年度から看護現場(主に在宅)で起きている患者・家族による暴力・ハラスメント対策について検討を重ね、実態調査や研修、福岡県への政策要望等を行ってきました。令和6年度には、介護保険・福祉関係施設で働く看護師(管理職)をサポートするハラスメント対策ブックを発行するとともに、研修動画を公開しました。
動画「はじめに」「導入編」「実践編」のうち、「実践編」のみ看護職に限定して公開しています。ぜひ、皆さまの職場でご活用ください。

安心して働ける職場づくり“職員をハラスメント等から守ろう!”
~介護保険・福祉関係施設で働く看護師(管理職)のためのサポートブック~
ハラスメントの基本
  • 介護現場におけるハラスメントとは
  • ハラスメント対策の基本的な考え方
  • 看護師(管理職)の備え
ハラスメントに対応する
  • ハラスメントが実際に起こった際の対応
  • ハラスメント行為別の対応例
  • ハラスメント行為への対処のコツ
  • ハラスメント発生時のフローチャート
  • 利用契約の解除(最終手段)
ハラスメント対策動画「はじめに」「導入編」「実践編」
動画の視聴方法
  • 動画の中央にある▶ボタンをクリック又はタップしてください。
  • 歯車アイコンで再生スピードを変更できます。
  • 箇条書きアイコンでチャプターごとに視聴できます。
  • 矢印が四方に向いているアイコンをクリック又はタップすると、全画面で表示できます。
  • 視聴料は無料ですが、通信料は視聴者の負担となります。
  • ハートマークで「いいね!」を送信できます。
  • 動画を視聴後、画面中央にアンケートフォームへのリンクが表示されますので、ぜひご回答ください。
  • ①はじめに(約5分)
    内容

    利用者等からのハラスメントに悩む看護職・管理職の方。まず、県内の実態を知ろう。

  • ②暴力・ハラスメントの基本的な考え方
    【導入編】(約24分)
    内容
    • 看護現場での暴力・ハラスメントとは
    • 暴力・ハラスメントの実態と影響
    • 職場のリスク・危険性を知る
  • ③介護系施設内看護師向け 暴力・ハラスメント対策
    【実践編】(約60分)

    実践編を無料で視聴するには、あらかじめマナブルでの視聴申込みが必要です。配信期間中、お好きな時間帯に動画を再生することができます。画像をクリックしてお申込みください。

    内容
    • 暴力・ハラスメントを取り巻く国内外の動き
    • 職場の暴力・ハラスメントとは
    • 暴力・ハラスメントの実態と影響
    • 暴力の価値基準によるチーム内の意思決定
    • 介護保険施設における暴力・ハラスメント対策の実施率
    • 暴力・ハラスメントへの対応
    • さらに暴力・ハラスメント対応を極めたい場合には

    マナブルの登録や申込方法等は、マナブルヘルプセンターをご参照ください。

トピックス

福岡県看護協会の研修infomation

福岡県看護協会では、多様なヘルスケアニーズに対応し、人々の健康で幸福な生活の実現に寄与することを目的として、看護職個人が主体となって生涯にわたり、看護職としての行動や知識・技術等の能力の開発・維持・向上を図るために行う多様な学習活動(生涯学習)やキャリア形成を支援しています。

研修の種類は、集合研修、オンライン研修、ハイブリッド研修、アーカイブ研修、オンデマンド研修とさまざまで、個々人の働く環境に応じて受講しやすい環境づくりに努めています。

看護師職能委員会Ⅱ企画事業
研修Report

今年開催した研修の様子を電子ブックでご覧いただけます。

看護職賠償責任保険のススメ

看護職賠償保険制度をご存じですか。
看護の専門性の発揮が求められる中、看護業務を遂行する上でのリスクは増大しており、場合によっては、看護職本人が法的責任を問われることもあります。
看護職を取り巻くリスクには、例えば、業務中の対人・対物事故、特定感染症への罹患、ハラスメント等があり、安心して看護業務に従事するための対策が必要です。
勤務先の保険もあると思いますが、すべての看護業務をカバーできているとは限りませんし、勤務先の保険だけでは補償額が足りないという事案もあります。

動画でわかる看護職賠償責任保険制度
看護職賠償責任保険制度のメリット
  • 賠償事故への補償(対人賠償、対物賠償、人格権侵害等)
  • 就業中の傷害事故への補償(ケガや針刺し事故等、特定感染症に対する補償)
  • ハラスメント補償(法律相談や弁護士費用補償)
  • 業務上の医療事故やハラスメントに関する相談対応
  • 業務上生じた民事・刑事・行政上の責任に対する事案の相談対応
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