福岡県看護協会ブログ

医療安全研修「医療事故調査制度への対応と院内医療安全体制の強化」

投稿日:2017年01月19日

12月19日に、独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センターの上野 道雄 病院長、馬場 文子 医療安全係長をお迎えし、「医療事故調査制度への対応と院内医療安全体制の強化」というテーマで、調査の進め方と記録保全、事例を基にした聞き取り調査内容の検討とロールプレイを実施し、54名の方に参加いただきました。
テーマは重いものでしたが、講師のお二人と受講生の意見交換は和やかな雰囲気に包まれ、多くの学びがありました。

 

受講生には事前課題として事例を送付し、自己学習後の参加をお願いしました。
1週間程度の準備期間であったことや、診療に関する内容のため“看護師の立場で何を聞くのか”と、疑問に感じ、確認すべき事項や聞き取り内容の整理が難しかったようです。
施設によっては医療安全に携わっておられる他職種の方々と事前に調査内容を協議して参加された方もおられました。

グループワークでは事前の資料から読み取れる状況について講師に質問し、何を聞き取るのか、看護の視点から検討しました。
日頃、患者のそばに一番寄り添っている看護師だからこそ、見ていたこと、知っていたこと、わかっていたことが、病態を理解するには重要であることを再認識できました。

 

参加者アンケート結果では、「とても役に立つ」66.7%、「役に立つ」31.4%と回答いただきました。(回収率 94.4%)

本研修は、医療事故調査制度施行後、1年2か月を経過しての開催でした。
施行1年間の調査状況が公表される中、医療安全担当者は“いつか自分が調査する側、調査協力する側に立つのだろう”という思いを抱えながら、“今自分は何を知り、どう動けよるようになっておかなければならないのだろうか”と考え、不安に感じているのではないでしょうか。
本研修による学びが、その一助になったのであれば幸いです。

今回は応募者多数のため各施設より1名の参加とさせていただきました。
受講をお断りすることになった皆さま大変申し訳ありませんでした。
各施設から受講いただいた方との情報交換をお願いいたします。

(医療安全委員会)